気持ち

2001年11月4日
彼に自分からは連絡をとらないで置こうと決めて2日。
もう、自分の気持ちが揺らぎそうになる。
連絡をとる事に我慢は出来ても、彼に会わないことに関してはすでに限界がきている。
こんなに彼にはまってしまってる自分が恐い。
今の私には自分しか見えてなくて、周りも彼の気持ちも見えなくなってしまいそうで恐い。
彼は今「恋愛をするのが恐い」時期。
だから、彼を焦らせてはいけない。
彼を困らせたくなくて、悩ませたくなくて、苦しめたくない。
そう思って彼の答えを受け入れたつもりだった。
でも、寝ても覚めても考えるのは彼の事ばかり。
何をしていても、誰といても、思うのは彼の事だけ。
どんな理由でもいい。
彼に会うことが出来るなら。
友達としての立場を悪用してでも会いたいと思う。
別に会って「こうしたい、ああしたい」と思う事があるわけでもない。
ただ、彼に会いたくて、彼を見ていたいだけ。
でも、今の私じゃ彼が重いと思うに違いない。
友達が、彼が引いていてもきっと気付かないだろう。
自分の事しか、自分の願望だけしか考えてない。
自己中で我儘になっていることだろう。
現に友達も辛い立場なのに、自分の事ばかりしか話さない。
気になって心配なんだけど、それを聞いてあげられるだけの余裕がないのかもしれない。
今までの私なら、そうじゃなかっただろう。
でも、今はそうなっている。

週末はいつもバイトで、妹が家に来る。
昨日は妹と夕飯を食べに行った。
その店の近くで私は彼の元彼を見た。
彼女がバイトしていることは知っていたし、
今まで何度となくバイトをしている彼女を見てきた。
でも、昨日は違った。
彼女を見た瞬間、体が凍りついた。
次の瞬間、胸が壊れそうなほどに高鳴った。
なんだか後ろめたいような気がした。
向こうがこっちに気付いても、顔を知っている程度で、何の問題もないのに私の体は硬直し、一瞬動けなくなった。
見知らぬ人とぶつかって、ようやく私はその場を立去った。足早に・・・。
家に帰ってからも、胸の高鳴りは消えなかった。
心の罪悪感も、手の震えも・・・。
恐かった。
何が恐かったのか、それすらもよくわからない。
でも、恐くて恐くて仕方がなかった。

私は一体どうなっていくのだろう。


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凛

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