トンネル

暗く　長い　トンネル
どこまでも　どこまでも　続く道
どんなに　早く　歩いても
どんなに　急いで　歩いても
真っ暗な道は続いてる・・・

後ろを振り返っても
もう　入り口は見えない
ただ
風の音が無気味に聞こえるだけ
真っ暗な道は続いてる・・・

前を見て走っても
出口はあるのかどうかすらわからない
ただ
生暖かい風が共に過ぎていくだけ
真っ暗な道は続いてる・・・

後ろを振り返るのをやめ
前だけを見て　ひたすら歩く
どんどん　どんどん
暗さを増すトンネルを
いつか出口があると信じて・・・

疲れた足を引きずって
溢れ　止まらぬ　涙をふきもせず
いつか見えてくるだろう
一筋の光を目指して・・・

自分の体に止まることを許さず
まだ見えぬ小さな光を目指して・・・

何度も足を止めようと思った
何度もその場に座り込もうと思った

だけど　光は前にも後ろにも見えない
一人暗闇の中に取り残されている・・・
どちらも暗闇なのなら　前を向いて歩こう

いつか見えてくるだろう
まだ見えぬ一筋の小さな光を信じて・・・

どのくらい歩いたのだろうか
もう
顔を上げることすらなく
ただ
自分の足元だけを見て　歩いてた

小さく見えた一筋の光・・・